約100時間/月の請求代行業務削減、未回収率75%減
医療スタートアップの事業成長に貢献

ファストドクター株式会社

ファストドクター株式会社は「生活者の不安と、医療者の負担をなくす」というミッションのもと、医療機関と連携した医療サービスを提供しています。夜間や休日など医療機関が空いていない時間帯に患者様の症状に応じて緊急度判定を行い、救急病院や救急往診を案内するほか、24時間受付のオンライン診療などの適切な医療を提案しています。患者様は体調が悪くなった際にスマートフォンで診療を申し込むことができ、最短30分程度でご自宅で診療を受けることが可能です。
Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2023」で1位を受賞するなど、注目のスタートアップ企業として急成長する同サービスでは、提携医療機関からの代行業務の一つである患者様への診療費の請求代行業務の件数が日に日に増え、カスタマーサポートチームの業務負荷が大きくなっていきました。その一部を「NP後払いair」により請求代行業務をアウトソースすることで、事業運営に集中できるコンパクトな組織体制を実現できた背景や導入効果についてお伺いしました。
「ファストドクター」の詳細はこちら:https://fastdoctor.jp/

課題

  • 1件20分の請求代行業務がサポート対応を圧迫
  • 未払い者へのお支払い確認の負荷も問題に
  • どんな患者様でも利用できる決済が必要

成果

  • 約100時間/月の請求代行業務を削減し、新しいチャレンジが可能に
  • 未払い率が4%から1%に減少し、収益性向上に貢献
  • 後から支払える点が好評で、患者様の利便性が向上

1件20分かかる請求代行業務が負担に
運用工数が少ない決済手段の拡充が課題

導入前はどのような問題、課題を感じていましたか

請求書発行や督促などの振込入金に関わる事務作業の手間が大きく、カスタマーサポート(以下、CS)の対応を圧迫していました。具体的には診療を担当した提携先の医療機関によって1件1件異なる口座番号の請求書を印刷し、封筒に入れて郵送するという手作業や、入金されてからの患者様への振込名義の確認やお支払いがない場合の督促業務があり、1件の請求につき20分ほど時間がかかっていました。他にも、患者様の体調が悪い中、「請求書は届いていますか?」という確認のご連絡をすることにスタッフの心理的負担もありました。

「NP後払いair」導入前の決済方法は銀行振込とクレジットカードのみでしたが、振込は請求代行業務の負荷が高く、クレジットカードは利用できない方がいることが課題でした。運用の業務負荷を抑えつつ、どんな患者様でも公平に利用できるような決済方法を探していました。

与信通過率が高く幅広い患者様に対応可能に
業務フローに沿った機能が充実

導入の決め手を教えてください

与信通過率が高かったことが一番の決め手です。医療サービスは幅広い層が利用するため、中にはご高齢でクレジットカードを持たない方や、作れない方もいらっしゃいます。より多くの患者様を受け入れるためには、与信通過率が高く、どなたでも使いやすい決済が必須でした。

また、CSの業務フローを変えずに導入できる機能の多さと、運用負荷を抑えながらも患者様の様々なご要望に応えられる点も重要視しました。「NP後払いair」はサービスの運用に沿った機能が適切な料金で提供されていると感じ、導入を決定しました。

未回収率を4%から1%、請求代行業務を100時間/月削減
人件費の削減と新たな業務への挑戦が可能に

導入後の効果について教えてください

未回収率がこれまでの4%から1%になり、医療機関様の負荷を減らすことができています。さらにNPに任せた分はすべての債権を保証してくれる点も、医療機関様から信頼を得られています。

また、振込に関わる請求代行業務を100時間ほど削減できたほか、感染症の流行期など繁閑に伴って対応件数が増える中でもチームの人数をコンパクトに維持することができています。

こうした改善を繰り返した結果、請求代行業務を効率化したことでCSが新たな業務へ挑戦することができるようになりました。具体的には提携医療機関様の負担を減らすため、患者様からのお問合せを代わりにファストドクターが受けるなどの新たな挑戦に取り組めています。

患者様からは「体調が悪い中その場で払わず、後でお支払いができることはありがたい」「急な診療で当日にお金がない場合でも後から支払え、猶予ができて便利になった」とのお声をいただいています。「NP後払いair」により弊社の請求代行の業務負荷を減らしつつ、患者様が利用しやすい決済手段を提供することができており、事業の継続的な拡大につながっています。

患者様が利用しやすい決済手段として、
「NP後払いair」に事業拡大への伴走を期待

さらなる活用や今後の取り組み予定について教えてください

当初はひとつのサービスで「NP後払いair」を利用していましたが、直近は、メンタルヘルス領域でのオンライン診療など他サービスにも「NP後払いair」を導入しています。オンラインで診療を受けてから薬が届き、お支払いも振込用紙の二次元バーコード決済を利用して家の中で全て完結する体験が理想なので、「NP後払いair」はぴったりのサービスでした。問い合わせ対応も早く、容易に導入することができました。

特にオンライン診療では、今後も診療科の幅を広げていくに従って、多くの方々に利用いただき、患者様が医療にアクセスに困った際、ファストドクターを思い出していただけるようにサービスをアップデートしていきたいと考えています。そして患者様が利用しやすい決済手段として、「NP後払いair」には一緒に事業拡大を伴走していただきたいと思っています。

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